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2007年4月12日 (木)

(海外旅行)オプショナルツアー“ランカウイ島”編

昨日は結局いつもと同じ屋台でビールとチャーハンで済ませ、帰ってシャワーを浴び本の続きを読んで過ごした。

目覚めが悪いわけではないが昨日の出来事が頭に残ってまだ憤懣やるかたない。

だが決して屋台が不満という訳ではなく、食べ損ねたシーフードをいつまでも恨みがましく思い返していただけの話である。

いつもの屋台もたった一軒そこにあるだけではなく、様々な屋台が所狭しと何十件あるいはそれ以上並んでおり、どこの屋台で何を買ってもいいのでゆっくりといくらでも選ぶことができる。

Dc022749中にはオイスターのようなシーフードを扱っていたり、何かは判然としないが長蛇の列をなしているところもある。
じっくり研究して美味しいものを探し出すという楽しみもあるのである。

無理して高級なレストランに行く必要もない。

だが、一度は確かめてみないと気が済まない性格の持ち主としては、たとえそこが高くて不味くても経験する価値はきっとあると思っている。

ペナン滞在中にあのレストランにはもう行くつもりはないが、他の似たような(シーフードのレストランに行ってみよう)と諦め、さっそく本日のツアーのための用意を始めた。

スナップはランカウイ島のレストラン。


《わしの切符がない》

待ち合わせは先日のホテルと同じで少しも不安はない。

守衛ともいつものように挨拶を交わしてご機嫌である。

朝の散歩コースもスニーカーで早足しているご夫婦や、ジョギングをしている男性や女性の姿が見えこれもいつもと変わらない。

毎朝感心にゴミを拾っていたり掃き掃除をしている兄さん方も相変わらずである。

ホテルにはほどなく到着し、待つ間もなくガイドが現われた。

迎えのガイドも先日と同じマレー人である。
このマレー人はガイド兼運転手で港までの案内人である。
役割が決まっているらしい。

このマレー人は態度がいい。挨拶も丁寧である。

言葉はよくわからないが態度がいいのである。

朝から何事もなく順調である。

バスは相変わらず大型でほんの4,5人ほどしか乗っておらず、いつものように途中のホテルに寄り10人ほどを拾い、そこで別のガイドが同乗しなにやら説明し始めた。

いつものように船の切符と腕輪を配っている。前の席から順番に・・・・。

ところが・・・・。

こちらの席に来ると・・・・、(あれれっ、切符も腕輪もくれない)ではないか!

(何故だろう、忘れたのかな、それとも足りないので後でくれるのかな?)と多少の不安を抱きつつ(まぁ、きっとあとでくれるんだろう)と楽観することにした。

だが切符もなにもくれないのは自分一人だけである。

(これじゃ船に乗れない!あとで聞いてみよう)と思う間もなく港に到着した。

港も前と同じ桟橋で、船まではやはり少し歩くが勝手が知れている。
これも以前と同じで皆同じ方向に向かって歩いていく。

ガイドはと見ると・・・・。

向こうのデスクみたいなところに行って誰かと話している。

ほどなくもどってきてこちらに「これ」といって切符らしいものを手渡した。
バスの中で配っていた切符とは違う切符である。

(ははぁ、一枚足りないので買ってきたのだな)と納得することにし、これで切符も手に入った、(さぁ、あとは出発するだけだ)と皆と桟橋に向かうことにした。


《日本人がいない》

細い通路を一列に歩いていく。
途中で切符を一人ひとり確認しており、確認が終わると前方に停泊している船に乗り込んでいく。
(これも前と同じだな)と切符を見せると・・・・。

いきなり腕をつかまれた。

(あれれっ、どうして俺だけ?)と驚いていても腕を掴んで船に乗せてくれない。

ゾロゾロとみんな船に乗り込むのに(なんで俺一人だけ?)とそいつの顔を睨みつけると・・・・。

・・・・なにやら言っている。

「右の方の一番奥に行け」という。だけどそこには船なんて見えない。
これだけ大勢同じ船に乗り込んで行くのに俺だけ乗せてくれない。

でもなおも「右奥に行け」と言っている。

なんかわけがわからず(しょうがない行くとするか)と右側の建物の角を曲がって歩いていくことにした。

すると・・・・。

建物の陰でよくわからなかったがその奥にも長い港が続いている。
(少々不安ではあるなぁ)となおもどんどん歩いて行くが、やはり何も見えない。

だが、しばらく行くとずーっと奥の方になにやら船らしいものが見えてきた。
今回のツアーは小人数なので(小さな船なのかな?)と近づいていくと・・・・。

いやぁ、(確かにあったしかもこの前と同じような船があるではないか)。

(まったく心配させるぜこんな遠くにあるなんて、一時はどうなることかと思った)と安堵の吐息をつき、桟橋にいた兄さんに「GOOD MORNING」と声を掛けたら「GOOD MORNING」と大きな返事が返ってきた。

大丈夫だ、(これでどうやら無事参加できる)と、胸を撫で下ろした。

どうやらこのツアーはこの前と違って随分特別らしい、と船室に入りながら思った。

バスの中にあれだけいたツアーの参加者はほとんどがこの前行ったツアーへの参加者で、このツアーへはわし一人であった。

しかも船はまるで他人には見えないように広い港の端の方に停泊していた。

まるで密出入国するみたいに・・・・。

だが船室は満杯で人で溢れている。
この前と違うのは日本人がいないことだ。


《迷子?》

ひと塊の中国人グループの一画に空席を見つけ、「座ってもいいか」と声をかけると「OK」とのこと。
少々うるさいがそれほど悪いグループではなさそうなのでここで我慢することにし、この前の経験から上着と本を出し、耐寒対策とともにのんびりと本など読み始めた。

となりの女性は少々腰の悪そうなお年寄りである。

反対側はその孫みたいな若さで元気があり、なにやらせんべいみたいなものを食べている。

かじる音がガリガリと気になるが、まぁそのぐらいは我慢しよう。

本に夢中になっているといつの間にやら時間が経ったらしく、もう到着するらしい。
船のスピードが落ち始めた。

それでも三時間ほどは揺られたであろうか。

岸に近づくと・・・・。

(ほぉーっ、これは大きい島だ、この前とは全然違う!)と船外の景色に目を奪われる。と・・・・。

(おぉーっ、大きな鷲の像が)・・・・海を見ている。

まるで我々の船を迎えているようだ。

空は青く空気も透き通っている。
穏やかな景色と入道雲が心を溶かし、いっぺんにトロピカルな気分にしてくれる。

桟橋に降り立ってしばらくその空気を味わっていた。

だが(ちょっと待てよ!)と思い直し・・・・。

(何も説明してくれなかったがどこに行けばいいんだろう?)周りを見渡すが待ち人はどこにもいないような気がする。

そのような類が少しはいるような気もするが、(わしを待っているようには見えんな)、はてどうすれば・・・・。

(見逃したのかな、戻ってみるか)と少し戻るが・・・、やはりもうみんな船から降りてしまって桟橋には誰もいない。

(どうすればいいんじゃろう)、ここではぐれたら知り合いなんていないし(とにかくペナンに帰るしかないな)と先の方に進むことにした。

(まぁ、最悪ここに戻ってこの船に乗ればなんとかなるか)などと持ち前の能天気でなおも進んでいくと・・・・。

いきなり見慣れないお兄さんがこちらに近づいてきて・・・・。

「あなた○○か?探していたんだ・・・×▽□×・・・・」とまくし立てるではないか。

「ごめん、こちらも探していた」と返事をし、向こうもほっとしたらしいいきなり手を差し出してきた。

思わずこちらも差し出された手を握り返した。

でもずいぶん桟橋から遠くで待っており、(こんなに遠くては分からない)と文句の一つも云いたかったが、ほっとした気持ちのほうが強くそれどころではなかった。

運転手を紹介され、待っていたマイクロバスに乗り合わせて腰を落ち着け、やっと一段落ある。

(やれやれ、これでやっとツアーに参加できる)。

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